エモい心理学

こころってやつは。エモい、つまりエモーショナルな心理学論文を書き溜めています。

男子がデートで女子に期待していること。言わずもがな。

部屋の掃除をしていたら、整理整頓されたファイルの中から一編の論文をみつけた。なぜこのような論文を大事に保管していたのかは分からない。ただ、この論文はここに載せるべきかなって思ったので、載せる。

 

だって春だし。

僕のマンションの近くの公園では大学生らが花見をやっていて、あれれ~新入生とかも混ざりに混ざって新しい出会いがありそうな会合だねって思いながら、僕はそのすぐ脇を自転車で通り抜ける日々。その会合の中には、いくつもの想いが真っ直ぐ伸びていて時には複雑に絡まり合うが、解けない苦みも気にせず突っ走ることもあるのだろう。

そんな春だし。

僕は多層から成り立つガスとちりに覆われた真っ黒い惑星で、青い青い地球で起きていることなんてちっぽけな物語の一片に過ぎないので、痛くも痒くもなければ虚しくもないし。僕はこういったスタンスを貫き続き、ただペダルを迷わせる。

春って無力さを気付かせてくれるよね。でもそこに優しさなんて、どの春にもなかった。

 

 

そんなこんなで今日は青年期の性行動に関する論文です。

牧野幸志. (2009). 青年期における恋愛と性行動に関する研究 (1) デート状況と性行動の正当性認知との関係. 経営情報研究: 摂南大学経営情報学部論集, 16(2), 1-10.

 

 

論文の内容

論文は、性行動に対する男女のとらえ方の違いは互いの恋愛感情や恋愛関係に影響してくるよねって流れで始まります。そのために、青年期の男女が複数のデート状況において性行動へ至ることをそれぞれどの程度正当化するのかどうかを調査しています。

 

 

調査対象者は大学生・短大生の男女240名。

 

調査では、まず以下のようなストーリーを設けました。

「太郎と花子は,同じ大学の学生でお互いによく話す友人関係にあります。これまで二人きりで遊びに行ったことはありません。」

 

また、以下のような太郎と花子のデート状況を設定しました。

・映画

・飲みにいく

・相手宅(一人暮らし)

・自分宅(一人暮らし)

 

さらに、「デートの結果、太郎と花子が以下のような関係をもつことはどの程度正当だ(正しい)と思いますか?」という質問項目を設けました。回答方法は、「全く正当ではない」から「非常に正当である」の7段階です。

・キス

・ペッティング

・性交渉

 

調査の結果は以下の通りです。

まず、デート状況に関わらず、男性は女性に比べて「キス」を正当化していました。

また、デート状況に関わらず、男性は女性に比べて「ペッティング」を正当化していました。

さらに、デート状況に関わらず、男性は女性に比べて「性交渉」を正当化していました。

 

とにかくしたい男子。

僕が全男子を代表して謝罪をしようかなって思うレベルの結果だったようです。ごめんなさい。でも、著者によると男性諸君の回答が7段階中3点台程度だったので、そこまで正当化はしていないとのことです。あくまで、女性にくらべて、ということですね。

 

あと面白いのが、男女問わず「キス」だろうが「ペッティング」だろうが「性交渉」だろうが、相手宅や自分宅でのデートで一番正当化されていたことです。お家に連れ込めば良しとする傾向のよう。

 

 

感想

この太郎と花子という架空人物の設定だと他人事じゃないか。

当事者としての回答だったら、男性諸君はもっとオオカミになっていたかもしれない。

 

しかしながら、この論文。整理整頓されたファイルの中からみつけた、この論文。なぜこのような論文を大事に保管していたのかは分からない。僕の研究分野とは全く関係がないのに。恐らく、彼女がいた当時に、僕の少ない恋愛経験を補うこと間違いない一編であると確信し保管したのだろう。

しかし、今はどうか。彼女はいない。もはや必要ないのではないのか。そうだ、目的は部屋の整理だったはず。部屋からモノを減らす必要があるのだ。

理論武装の果てに、僕はこの論文を綺麗に折りたたみビニール袋へと眠らせた。

 

 

 

 

 

万が一のために、PDFでは保存しておいた。

時代は、電子である。

 

 

おしまい。